増加償却他による節税。

11-1 増加償却他による節税。

償却には、原価償却のほかに、
増加償却、
即時償却、
有姿除却の方法があります。
◯増加償却とは、一定期間以上使用した機械設備に関して、使用した分も減価償却費を計上する制度です。
??良く分からないですね。
機械装置の減価償却は、平均的な使用時間を前提に定められます。
しかし、製造業では、2交代や無人化の工場をフル稼働させている場合があります。
そうすると、機械の寿命は、早いことになります。
そこで、減価償却費を増額させることができます。
計算式は、
※週5日制の場合
(週6日制の通常の使用時間)+(週6日制の通常の使用時間÷ 5)
通常の使用時間が8時間である機械装置の、標凖稼働時間は、
8時間+ 8時間÷ 5 =9.6時間
週5日なら、1日9.6時間となります。
昼休み時間は、含まれます。
この9.6時間を越えて稼動した時間が超過使用時間となります。
「1日当たりの超過使用時間×3.5%」が、増加償却できる額です。
減価償却額は、
通常の減価償却費+(1+1日当りの超過使用時間×3.5%)
ただし、「1日当たりの超過使用時間×3.5%」が10%以上である必要があります。
〈補足〉
・ 届出書の提出のみでOKです。(国等の事前承認は一切不要)
平均的使用時間を越えて使用したことを証する書類を備え付け必要。
・ 圧縮記帳や特別償却など、併用可能。

◯即時償却とは
即時償却とは、設備取得金額の全額を取得事業年度に一括で経費に計上出来るものです。
「グリーン投資減税」や「生産性向上設備投資促進税制」の条件を満たした者が、活用可能です。
一考願います。

0コメント

  • 1000 / 1000

bluefish