特別償却と税額控除。

11-6 特別償却と税額控除。
聞いたことは、あると思います。
設備投資の税制優遇措置としては、
「特別償却」
「税額控除」
があります。
「特別償却」とは、通常の減価償却費とは別に経費の追加計上ができる制度です。
一方、「税額控除」は法人税額から税額を直接控除する制度です。
〈例えば。〉
資本金1000万円
機械装置を1,000万円購入
耐用年数 10年
の場合。
特別償却は、
「取得価額1000万円×100%=1000万円」の経費を、一括計上。
計算式は、省きますが、だいたい、300万弱の節税効果あります。

税額控除は購入した初年度に「取得価額1000万×10%=100万円」の税額を法人税額から控除可能。
(※資本金3000万円超1億円以下の法人の場合は7%)
しかも特別償却とは違い、減価償却費に計上する取得価額の枠を使いません。
そのため、全体を通すと、節税効果は300万円弱に100万円を加えた節税効果かあります。
そもそも特別償却と特別控除は経済政策です。
キャッシュフローから考えると、
税金面で長期的視点から節税したい場合は税額控除、
設備投資後の納税の一部を先延ばしにしたい場合は特別償却を選択したほうが有利にです。
ご一考願います。



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