棚卸資産の税込・税抜計上ほか。

1-9 棚卸資産の税込・税抜計上ほか。
○棚卸金額の計上方法の基本。
初歩的なことですにが、
消費税が税抜経理の場合は、
商品、製品、仕掛品等の棚卸金額の算出額は、税抜金額です。
本来、単価が税込金額になっている場合は、税抜きに直す必要があります。
忘れていませんか?
通常、税込経理の会社が多いと考えます。
税込経理している場合は、税込金額で棚卸金額を算定します。
税込経理の会社が、税抜金額で計算すると、
消費税分、棚卸金額が少なくななります。
棚卸金額が少なければ、利益が減少し、法人税も減少します。
申告後に判明したら、
修正申告、追加納税となり加算税や延滞税が課されますが、理由として、「忘れました」と回答出来ます。
本当に、忘れている人がいます。
これは、結果として節税になります。
○消費税率変更時の棚卸金額
消費税率が変更前に購入した在庫金額は、
変更前、変更後のどちらの税率で、棚卸金額を計算するのでしょうか。
消費税改正の度に、問題になります。
これは、会社が採用している棚卸資産の評価方法によって、計算方法が変わります。
税込経理を採用している多くの会社は、
棚卸資産の評価方法として、最終仕入原価法を採用していると考えられます。
最終仕入原価法は、いつ購入したかによらず、在庫品の種類で、最後に購入した時の単価を元に計算します。
ということは、同じ種類の在庫品を、税率変更後に購入している場合は、その種類の在庫は、税率変更後の単価で購入として計算します。
棚卸資産の評価方法は、税務署に届出することにより、選択できます。

節税ノート④

0コメント

  • 1000 / 1000

bluefish