期末までに、旅費精算(仮払金)を忘れずに。

9-11 期末までに、旅費精算(仮払金)を忘れずに。
会社の、期末のお知らせ、みたいな内容に、なってしまいました。
さて、
決算日までには仮払金は精算しましょう。
決算日までに精算できていない場合は、
前払金または未払金計上が必要です。
この方法は節税対策というより、会社として期末までにに処理しておくべき決算整理項目です。
役員や従業員が出張に出かける場合や、
出張先の現場で材料を購入して作業を行った場合、
得意先と会食・接待する場合など、
まとまった金額を前もって仮払し、あとで精算することがあります。
この仮払金は、実際に精算するまで経費にできませんので、期末に精算が終わっていない場合には当然当期の経費になりません。
節税のために経費の額を増やすには、きちんと精算し翌期に繰り越さないようにすることが大切な事です。

●決算日以降に精算する場合には、決算日まで使ったものは経費とし、残りは前払金・未払金とする
とはいっても、出張が決算日をまたぐ場合など、どうしても決算日までに精算ができない場合もあります。
そういう場合、実際の精算が決算後になっても、決算日までに使っている費用は経費に計上し、
残った仮払金がある場合には前払金、仮払金だけでは足りない場合には未払金を、役員・従業員に対して計上するようにしましょう。
精算が翌期だからと言って、今期に使っている経費も翌期の経費にする必要はありません。

精算の手続きが面倒にならないように、仮払金の精算は出張からの帰社など、仮払の目的が終るたびに精算することをお勧めします。
この手続きが面倒な場合は、法人カード(クレジットカード)を作成し役員や従業員に渡しておき、立替費用はそのカードを使って支払ってもらうという方法があります。
この方法ですと、お金を前もって前払いする必要もなく、明細は会社に届き、利用日・金額は明細に記録され、利用代金は法人の口座から引き落とされるので、精算する手間も省け計上もれもなくなるので、手間を省く便利な方法の一つです。
でも、この場合も、ルールが必要ですね。


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