15-1 法人掛捨生命保険
最も基本的な生命保険の節税方法は支払った保険料を損金算入し、課税所得を減額する方法です。
掛け捨て型の保険ですと、原則、保険料全額を損金処理できます。
貯蓄型の保険は、保険料の一部を損金とします。
また、貯蓄型の保険は、中途解約時の解約返戻金の使途を考える必要があります。
貯蓄型の法人保険は、保険の種類によって、
「1/2損金」、
「1/3損金」、
「1/4損金」、
などの損金算入割合が決められています。
資産防衛的な意味合いが強い貯蓄型保険では、全額資産(損金が0)の商品があります。
その場合、解約返戻金を受け取る時点で、ほとんど保険料を回収することができます。
従って、会社で利益が大きく出た年度に、貯蓄型の保険に加入し、
設備投資・退職金などの支出のある年度に保険解約して解約返戻金を受け取る方法で、会計上の損益調整を行うことができます。
掛け捨て型の保険は、
保障が手厚く、死亡や病気などの万が一の場合には保険金が支払われますが、
中途解約時は、保険料は掛け捨てとなります。
そのため、原則、全額を損金処理できます。
他にも、保険による節税方法があります。
ご一考願います。
bluefish
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